テルモ、痛みを測定・数値化する技術を開発
本日出張だというのに昨日から突然腰痛で悩まされている。
湿布のおかげで昨日ほどの痛みはないので何とか出張はいけそうである。
ところで痛みというのは主観でしかなく「どのぐらい痛い」というのは自分以外全くわからないのがくせ者である。
例えばよく話題になるが男性にとっては生理痛や出産の痛みは全く理解できないのも痛みが主観だからだ。
もし痛みが数値化できればだれにでもどのぐらい痛いのか理解できる。
ところが今朝「めざましテレビ」を見ていたらそんな痛みの客観的な数値化を試みているというニュースが流れていた。
検索してみたら同じニュースが見つかった。
テルモは杏林大学と共同で、痛みを数値にして表す技術を開発した。個人の主観に頼っていた痛みを客観的に評価することで、注射などの治療で患者の負担の軽減につなげる。5年後をメドに、患者の負担が少ない注射針などの医療機器を発売する。開発した技術は、腕に電流を流して感じた刺激と、測定したい痛みとの差を比較して計測する仕組み。痛みの強さを相対的に電流量で表すことができる。
医療現場では患者の反応で痛みを推測しているが、反応に個人差が大きく痛みを減らす治療につなげにくかった。痛みを定量化できれば患者が感じる苦痛を予想して、治療方針を決めることができるようになる。[2004年5月25日/日本経済新聞 朝刊]
(ニュースが削除されたときのために転記)
ようは腕に電極をつけて電流を流して痛み刺激を与え、患部の痛みと同じになったら被験者がボタンを押すことによって客観的な数値化を行おうという試みである。
「めざましテレビ」では洗濯ばさみで挟まれてたときの痛みとか、足つぼマッサージをされたときの痛みなどを測定していた。
まだ皮膚に受けた痛みしか数値化できないらしいが、治療方法を考える目安になったり、正しい麻酔の量がわかったり、治療後の効果を確認できたり、痛みの少ない医療機器の開発を行えるなど様々な活用が考えられているとのこと。
医師にとっても患者がどのぐらい痛いのかは全くわからないしどのようにすれば痛みが消えるのかも非常に難しい問題のようなので、この研究、方法は単純だが効果はありそうである。
ただ一つ気になるのはものすごーーーーく痛い場合、ものすごーーーーく痛い電気ショックを与えられるわけで・・・イラクの刑務所の拷問とちょっと似ていると思うのは私だけだろうか(^_^;)
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