Digital DIMEの「第1回 アップル『PowerBook G4』にぴったりのバッグがほしい!」で紹介されている「吉田カバン(PORTER)PowerBook/iBookケース」はなかなか良さそうだ。
アップルストアで販売されている。
日常で重いPowerBook G4を持ち歩いている私にとってバック選びは死活問題である。
私のバックに求める最低条件は以下の通り。
・PowerBook G4が収納でき衝撃や圧迫から保護できること。
・PowerBook G4の出し入れまたは収納時に、チャックや他の収納されている物とこすれて傷が付かないように収納スペースがセパレートしていること。
・電源、各種ケーブル、デジカメ、iPodが入ること。
・A4の書類が沢山入ること。
・折りたたみ傘が入ること
・最低1泊分のパンツ、靴下、Tシャツが入ること。
・素材が雨に強く、軽量であること。
・鞄の上部のみが開いて出し入れが出来ること。
・ショルダータイプで、ショルダーベルトが幅広く肩にかけていても痛くならないこと。
・丈夫で長持ちすること。特にジッパー、ショルダーベルトの金具が破損しないこと。
・もちろんデザインが良いこと。
購入する際は以上の条件を満たす物を探すようにしているが、なかなか良い物は少ない。
「鞄の上部のみが開いて出し入れが出来ること」とはアタッシュケースのように片面が開いてしまうタイプのバックの場合、閉め忘れて持ち上げた場合、中身を床にぶちまけてしまうことがあるからである。
私はこれでPowerBook Duo 280の液晶をコナゴナにしたことがある。
盲点がショルダーベルトの部分の強度だ。
長く使用していると金具が摩滅したり、縫製が痛んできたりしてストラップが外れることがあるのだ。
私の場合、2種類のバックでストラップが外れて路上に落下させたことがある。(幸い大事には至らなかった)
革のバックなどでよさげな物があったりするがバック自体の重量が重すぎてとても3キロオーバーのPowerBook G4を入れて持ち歩く気にならない。
思えばずいぶん沢山購入した物である。
先に紹介した吉田カバンの製品はこうした条件を満たしているように思えるが、私は現在別のメーカーの製品を使用している。
3年ぐらい前だったと思うが、京都に仕事に行った際、駅ビルをウロウロしていたらビクトリノックスのバッグを販売しているコーナーがあった。
ビクトリノックスとはスイスアーミーナイフのメーカーとして有名であるが、バッグなどのビジネスギアも扱っているのは初めて知った。
その中でショルダータイプの「ウェブスーパーバイザー」というバッグが目にとまった。
これが上記の条件をほぼ満たしているように見えたのだ。
ノートパソコンは非常に頑丈なインナーバックに入れる構造となっており、インナーバックの底面はゴムで編まれているためバックを床においたときなどの衝撃を吸収するようになっている。
インナーバックには15インチのPowerBook G4がピッタリ入る。(当時はチタンだったがアルミでもOKだった)
通常ナイロンバックは売っているときはかっこよくても実際に使用すると型くずれして不格好になる物が多いが、ハードなインナーバックが収納されているため型くずれすることがないというメリットもある。
インナーをバックを収納したサイドに隙間が出来るので電源やデジカメが収納できる。
[インナーの左側にPowerBook G4のACアダプターが収納されている]
またインナーバックにショルダーベルトを付けて単独で使用することも可能だ。
書類を入れるスペースもあるし、フロントにも収納ポケットが付いている。
収納ポケットにはPDAやPCカードなどを入れるのに適したポケットなどが数多く付いている。
携帯電話ホルダー(日本の携帯電話のサイズから見るとちょっと大きめだが便利)も付いている。
携帯電話ホルダーと反対側のサイドのチャックを開くとドリンクホルダーとなりiPodなども入る。
縫製もしっかりしており、金具の強度もかなり丈夫そうだ。
25000円だったが思わず衝動買いしてしまった。
現在も使用しているがこのバックを超える物を見たことがない。
特にショルダーベルトは肩にかける部分がウェットスーツの素材らしきもので出来ており伸縮性があるため肩が痛くならずかなりの使い心地である。
ショルダーベルトには滑り止めも付いているので撫で肩の私でもずり落ちることがないのがうれしい。
私は長旅の際には別のバックを使用するが、ショルダーベルトはビクトリノックスの物に付け替えるようにしている。
背面には一見ポケットのような物(実際にポケットとして使える)が付いているが、底がジッパーで開閉が出来るようになっていて、キャリーバックと一緒に運ぶ際にキャリーバックのハンドルに通して固定することが出来る。(私はキャリーバックを持っていないのでティッシュやハンカチを入れているが・・・)
インナーバックはハードな素材で出来ているが、内部にはサイドからの圧迫を吸収するようにクッションも入っているので、満員電車にも安心して乗ることが出来る。
使用して3年強になるが、どこにもほつれや擦り傷ひとつ見あたらないほど丈夫である。
ブランドも浸透しており、使えば使うほどによく考えられたバックであるにも関わらず、あんまりメディアで紹介されているのを見たことがないのは扱っている店が少ないからか?
ビクトリノックスのサイトには取扱店も出ている。
最近は2~3泊用のもう少し大きめの物も欲しくなってきた。
Digital DIMEのレポートによれば意外に多くの収納ができそうな吉田カバンの製品も良さそうなのだがアップルストア限定モデルのため実際に手にとって見ることが出来ないのがつらいところである。
ビクトリノックスの製品にはもうちょっとサイズの大きな物もあるようなので長旅用に購入を検討してみようかなあ・・
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