ソニーiPodキラー第2弾発表
ソニーがiPodキラーとして話題になったVAIO pocketに続き、
ハードディスクミュージックプレーヤー第2弾を発表した。
「世界最小、最軽量のコンパクトサイズを実現した20GBハードディスク内蔵ネットワークウォークマン”『NW-HD1』発売」とのこと。
VAIO pocketがVAIOチームの開発なのに対してNW-HD1は明らかに老舗のウォークマンチームの開発。
25年前の今日7月1日がまさに初代ウォークマンが誕生した日とのことで、かなり力の入った製品となっている。
iPodと同じ1.8インチハードディスクを使用して20GBの容量ながらサイズはiPod miniを幅広くした感じのサイズで、VAIO pocketに比べると奇をてらわず、ウォークマンらしさをふんだんに盛り込んだうまい作りである。
NW-HD1 89.2×63.4×14.3mm(最大外形寸法)約110g
iPod (20GB) 104.1×60.9×15.7mm 158g
iPod mini 91.4×51×12.7mm 102g
iPod miniが4GBというのを考えると驚くべき小ささである。
しかもバッテリーはiPod/iPod miniの8時間に対して30時間持つらしい。
リモコンも使いやすそうだしインターフェースもわかりやすそう。
まさにiPodキラーと呼ぶにふさわしい製品といえよう。
しかし難点はATRAC3plus/ATRAC3しか使えないところにあるだろう。
私は所有しているCDを迷わずiTunesによってAACでエンコードしたが、ATRACにエンコードしたいとは全く思わない。
初期のATRACより音質は良くなっているのだろうと想像するのだが、例えば仕様には最大録音時間という項目があり以下のように表記してある。
ATRAC3plus 48kbps: 約13,000曲(約917時間10分)
ATRAC3plus 64kbps: 約10,000曲(約683時間20分)
ATRAC3plus 256kbps: 約2,500曲(約172時間50分)
ATRAC3 66kbps: 約10,000曲(約669時間10分)
ATRAC3 105kbps: 約6,000曲(約422時間50分)
ATRAC3 132kbps: 約5,000曲(約334時間40分)
さて、あなたはこれを見てどのモードでエンコードしたいと思うだろう?
Plusとそうでないものの違いもよくわからない。
こうしたわかりにくさもATRACを使いたくない理由である。
初期設定でホイホイとエンコードできるiTunes+iPodはやはり良くできているのだ。
そんな理由から私的には物欲をそそられる製品ではないが、売れそうな製品であるのは間違いない。
さすがソニーと思わせる一品といえるだろう。
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