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2004/11/24

ポータブル4トラックHDレコーダー『R-4』登場

先日仕事先でローランドのブランド「EDIROL」から発表されたばかりのポータブル4トラックHDレコーダー『R-4』を見ることができた。
予備知識が全然無かったので「これなんですか?」的な出会いだったのだがバッテリー駆動も可能なハードディスク版の4トラックレコーダーと聞いてびっくり。
大きさは240(W)×217.4(D)×77.1(H)mmとB5サイズ程度で、バッテリー(単三バッテリー8本)を含んで1.7Kgとかなり軽量である。

R41

今までハードディスク版のマルチレコーダーというとこちらのページにあるような、どちらかというと音楽制作用のバンドの方々が持つようなものばかりだったのだが、「R-4」は完全に業務用を意識した作りになっている。
XLR入力を4系統装備し4ch同時録音でき、ファンタム内蔵でコンデンサーマイクも直接接続できる本格派だ。

R43

ハードディスクMTRというと圧縮してレコーディングする物がほとんどだが「R-4」は非圧縮のリニア・レコーディングで、ビット数は16ビットと24ビット、サンプリング周波数は44.1kHz、48kHz、96kHzに対応しているため高音質での収録が可能だ。
40GBのハードディスクを搭載しており16ビット/44.1kHzで58時間、24ビット/96kHzで17時間の収録ができる。
またハードディスクへの書き込みにはWAVフォーマットが使用されているため、収録後「R-4」とMacやWindowsパソコンにUSB2.0で接続することによりファイル変換することなく取り込むことも可能となっている。

R44

さらに「R-4」には業務機として必要な機能がすべて詰め込まれていると言っても過言ではない。
ヘッド部分でのクリップを防止するためアナログのリミッターを内蔵し、さらには3バンドEQ、グラフィックEQ、コンプレッサー、エンハンサー、ノイズ・リデューサーの5種類のエフェクターを内蔵している。
驚いたことにステレオマイクとステレオスピーカーまで本体に内蔵しており、緊急時にすぐに収録したり、チェックのために再生させることが可能である。
まさに現代版デンスケ(知ってる人少ないかなあ・・・例えばこれやあれやこんなもの)と言えるだろう。
このような機器はヘッドホンでモニターすることがほとんどにも関わらずヘッドホンレベルが小さくて困ることが多々あるが「R-4」でヘッドホンを聴かせてもらったところ十分以上の音量でモニタリング可能であった。
音色的にはかなり素直で癖は少なくローエンドからハイエンドまで綺麗に伸びたサウンドが収録できる。

驚いたのは本体だけで波形編集できること。
大型のLCDで波形を見ながらジョグダイアルで直接編集できるらしい。
不要な部分をカットするなどして、ダビングすることなく即必要素材を作ることができるわけだ。

R42

ところでUSB2.0でパソコンにファイル取り込みできるというので試しにPowerBook G4に取り込ませてもらった。
接続すると外付けハードディスクとしてマウントされ、4トラック分のファイルがステレオのWAVファイル2つとしてフォルダに収録されているので必要なフォルダをコピーすれば良いというわけだ。
40分ぐらいの素材で数分でコピーできてしまった。
後はこれらのファイルをProToolsなり適当なソフトで編集したりトラックダウンすればよい。
ちなみにCFカードスロットを搭載しておりCFカードにもサウンドのコピーが可能だ。

最近わずか2トラックの収録にもDATなどのテープメディアではなくProToolsを持ち込む姿をよく見かけるようになった。
特にFMの公開収録などだとラインとノイズマイクの4トラックが必要になるわけで、たったそれだけのためにミキサーを初めとした様々な機材を持ち込まなければならない。
しかし「R-4」があれば持ち込み機材は最小限で済むだろう。
また演劇などのSEやMEの制作・再生環境としても非常に威力を発揮しそうだ。

ここまで来るとビデオとの同期を考えてしまうがなんとLANCでの同期が可能なのだそうだ。
業務用のDVカムコーダーなどにLANCの付いている物があるのでこれらと同期できそうだし、ひょっとするとLANC付きのメディアコンバータ(生産終了)などを使用するとLANCの付いていないDVでも同期できるのかもしれない??(検証したわけじゃないので定かではない)
気になる価格だが10万ちょっとぐらいらしいのでかなりリーズナブルといえるだろう。
なんかいいことばかり書いてきたが、あえて難を言うと多少デザインが気になる。
無骨と言うか何というか・・・まあ好きずきではあるが・・・(^_^;)

とにもかくにもなぜ今まで出なかったのか不思議とも言える4トラックHDMTR。
これは個人的にかなり物欲を動かされる一品である。
発売は来年の1月頃のようだ。

ローランドのEDIROL R-4製品紹介ページ

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