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2005/03/15

Game X for Macを試す

2005年1月20日にエキサイトにて開始されたゲームオンデマンド配信サービスGame X for Macをご存じでしょうか?

Game X for Macは、G-cluster(Gクラスター)という既存のゲームをどんなマシンでもプレイすることが可能にしてしまう新しい技術をいち早く導入し、商用サービスとして初めて他のプラットフォームに先駆けてMac版での提供が開始されたサービスです。
G-clusterとはシンクライアントとストリーミングを合わせたようなゲーム配信のためのシステム。
当たり前の話ですが従来ゲームソフトは特定のプラットフォームの為に書かれ、特定のプラットフォームで実行されます。
また最近のゲームは高度な3D処理のものも多く、膨大なCPUパワーや高価なグラフィックスボードがなければ動かないものが出てきています。
G-clusterはこうしたゲームを専用のサーバ上で動作させ、画像はストリーミング配信することにより、ネットワーク接続さえされていれば小さな専用ビューアをインストールすることでどんなクライアントにおいてもゲームのプレイが可能になるという技術です。
極端な話G-clusterを使用すれば、ハード的に敷居が高いので有名なFINAL FANTASY XIやDOOMなどを携帯電話やPDAなどでプレーすることだって理論的には可能なのです。(もちろん今はそんなサービスありません。あくまでも可能という話です)
さてそんなG-clusterを使用したサービスの一発目がMac専用サービスGame X for Macなのです。

G-clusterの技術的な解説はこちら
プレスリリースはこちら

オープンしてすぐに試したかったのですが忙しくてなかなかプレイできずやっと先日試すことが出来ました。
一般的にGAMEが少ないと言われるMacにこのようなサービスが他のプラットフォームに先駆けて開発されるのはちょっと嬉しいかも。

Safariscreensnapz005

とりあえず専用ビューアGC Mac Viewerをダウンロードしてインストールします。
GC Mac Viewerはわずか404KB(ダウンロードサイズ178KB)と「これで本当にゲームが出来るの?」というコンパクトサイズ。
動作環境も以下の通りでMacOSXが動く環境なら問題なさそうです。

OS: Apple Mac OS X バージョン 10.2.8 以降 (10.3.x 以降推奨)
CPU: 450 MHz Power PC G4 プロセッサ以上推奨
メインメモリ: 128 MB 以上
HDD: 空き容量10 MB 以上

敷居ひく!
一瞬でインストール終了して、とりあえずGame X for Macのホームページにあるゲームの動作確認用サンプルゲーム「ぷよぷよ」を試してみます。(お試しプレイが3分しかないのはちょっと不親切です)

Safariscreensnapz006

動作確認と言ってもクライアントマシンのCPUパワーやグラボのパワーは殆ど食いません。
問題は画像をストリーミングで配信しているためインターネットのスループットの方が重要のようです。
多少画面は小さいものの「ぷよぷよ」では全くストレス無くプレイすることが可能なのは驚きです。
試しにスループットが1MB以下の環境でプレイしてみたら、頻繁に画面が止まってしまう場合があり、やはり1.5MB以上のスループットが必要のようです。

G-clusterはゲーム画面をストリーミング配信しているわけですからどうしても「動きとプレイが同期しないのでは?」思ってしまうのですが、操作するタイミングと画面が変化するタイミングが完全に同期しています。(もちろん音も)
技術的にどんなことをやっているのかさっぱり分からないのですが、クライアント上にインストールされたソフトで遊んでいるのと変わらない雰囲気でプレイできるのは結構な驚きです。

オープニングのアニメーションはさすがにブロックノイズがでたりしますが、いざゲーム画面となると画質的にも思ったよりも良好で「ぷよぷよ」のように画面の一部分しか動かない動画圧縮に適したタイプのゲームであればストリーミングと言うことを気づかないかもしれません。

Gc Mac Viewerscreensnapz005 Gc Mac Viewerscreensnapz002

[画面はぷよぷよ通 左がオープニング 右はゲーム画面]

文字などもハッキリ読め画質が荒れている雰囲気はありません。
動画圧縮には適さない画面全体スクロールするようなタイプとして動きの速い「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」などもやってみましたが「ぷよぷよ」ほどではないもののそこそこの画質でプレイすることができます。

まあアクション系よりはパズル系の方が画質がよいのは当たり前ですが、元々ゲームというのは画面書き換えの負荷を最小限にするように作られていますから、オープニング以外は画質が思ったより良いのは当たり前かもしれません。
とは言えさすがにフル画面でプレイするとかなり辛いものがあります。
Gc Mac Viewerscreensnapz003 Gc Mac Viewerscreensnapz004

[左はソニック・ザ・ヘッジホッグ3 右はプチコプター]

これはストリーミングビデオ映像をフルサイズで再生するのと同じですから、小さいサイズでプレイするのが身のためでしょう。
画質にどうしてもこだわる人にはおすすめできませんが、とにかくプラットフォームの垣根を越えてプレイできるのは立派。
Macではプレイできなかった様々なゲームがプレイできるようになるのですから今後にもかなり期待できます。

現在Game X for Macには62種類のゲームがプレイ可能でラインナップは増え続けているようです。
比較的懐かしいもの中心のラインナップとはいえ、パズル系、シューティング系、シミュレーション系、アドベンチャー系など様々な種類のものがラインナップされておりそこそこの充実度と言えるでしょう。
現在フラッシュを使ったゲームなどがかなりありますが、家庭用ゲーム機と同じゲームで、ないかつMacには絶対に移植されないゲームをプレイ出来るわけですから比較することは無意味でしょう、
ただしちょっと価格が高いかも。
一番多いタイプが1時間200円と8時間500円を選択できるタイプとなっていますが、さらに1時間200円のコースには24時間、8時間500円のコースには48時間の期限が設定されています。
これではお金が気になってハマるというわけにはなかなかいきません。
期限も短すぎという気がします。
アドベンチャーゲームなどは時間がかかるせいか100時間1000円というものもあり期間は2ヶ月となっていますが、課金コースが1種類しか無いので、後ちょっとでエンディングという時になって時間切れになったらかなり頭に来ると思います。
各ゲーム3分でもオートデモでも構わないのでお試しが出来ても良い気がします。
まあ実際にゲームメーカーとライセンス契約を結んでゲームをサーバ上で動作させるわけですから料金はかかって当たり前だと思いますが、もう少し負担にならない設定にしてもらえるとありがたいかも・・・

ただG-clusterはGame X for Mac用の技術というわけではなくネット接続されたどんなプラットフォームにも対応できる技術であるにもかかわらず、初めて一般向けとしてサービスが開始されたのがGame X for Macということになるわけで、エキサイトもシェアーの少ないMac用サービスによく踏み切ったなあと感心してしまいます。
まあそれを考えると料金のことをあまり強く言えなかったりするわけですが・・・

ちなみに最近Livedoor GAMESでもG-clusterを使用したサービスが開始されましたがこちらはMacには対応していない様子で、エキサイトで取得したMac用のクライアントで遊べないか試してみたもののうまくいきませんでした。
なにはともあれ今後このようなサービスがPC、セットトップボックス、PDA、携帯など、プラットフォームの垣根を越えて広がってゆくことで価格も下がってくるのではないでしょうか?

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