iTunes 5を使う
iPod nanoの発売に合わせてiTunes 5もリリースされたのはご存じの通り。
ソフトウェアアップデートからダウンロードできます。
見た目もちょっとシャープになった感じで、メジャーバージョンアップであることを伺わせます。
今回の新機能目玉はなんと言ってもプレイリストでのフォルダの使用が許されたことでしょう。
どんどんCDを読み込んでいくと増え続けるプレイリスト。
だんだんスクロールして目的のものを見つけるのも大変になってきます。
以前からフォルダーによる整理を望んでいました。
使い勝手は快適そのもの。
フォルダは複数の階層作ることが出来ますので、フォルダの中にフォルダを入れて整理することも可能です。
これで、やっとプレイリストが整理できます。
ちなみに、私はiPodとの同期はプレイリストを選択しておいてシンクロする方法をとっていますが、この際のプレイリスト一覧にはフォルダは表示されず、以前と同じ一覧で表示されます。
この方が、ダイアログ上でフォルダを開けたり閉じたりしなくて良い分使いやすいですね。
検索機能が強化されたと書かれているのですが、最初どのように強化されたのかさっぱり分かりませんでした。
しかし、実際色々触ってみて分かったのですが、今までの検索機能は例えば「ハードロック」というプレイリストを選択していても、検索バーにキーワードを入れるとライブラリ全体から曲を探し始めます。
しかしiTunes 5では、プレイリストを選んであったり、ブラウズ機能で特定のジャンルや、ミュージシャンまで絞り込まれているとその絞り込まれた中で検索を開始します。
例えばブラウズ機能でQueenというアーティストまで絞り込まれていると、検索バーに「we」と入れるだけで「We Will Rock You」を簡単に見つけることが出来ます。
タイトルの一部しか覚えていない時にかなり威力を発揮します。
スマートシャッフル機能もかなり面白い機能です。
iTunes 5には数多くのアルバムが含まれているわけですが、今までのiTunesはこれらの曲を完全にばらしてシャッフルしていました。
しかし、例えばクラシックファンだった場合そんなシャッフルやられたら一部の楽章をバラバラにシャッフルされて何聞いているのか分からなくなってしまうわけです。
Popsのファンだとしてもアルバムというのはコンセプチャルに曲が並べられていることが多いですから、それを無視してシャッフルされたらかなわないわけです。
iTunes 5では、そういったシャッフル度を細かくコントロールできるようになりました。
これはiPodにも是非とも欲しい機能です。
歌詞の表示機能も搭載されました。
タグに手作業で入れることが出来るというレベルで、演奏中に表示されるわけでもないですが、iTunesを音楽ライブラリーと考えると必要な機能でしょう。
フリーウェアなどで、iTunesと連動してインターネット上から歌詞を探し出してくるものがありますし、今後この機能を活用した面白いソフトが登場しそうです。
ペアレンタルロック機能は我が家では必要のない機能なのでまだあまり試していませんが、例えばiTMSなどで露骨な歌詞が入っていると指定された楽曲を買えないようにする機能などが搭載されているようです。
さらにWindows版ではOutlookやOutlook Expressのアドレス帳やスケジューラとiPodをシンクできるようになっているようです。(試してはいませんが・・・)
久々のメジャーバージョンアップに相応しい使い勝手の向上が盛り込まれており、他の追従を許さない完成度に近づきつつあると言えるでしょう。
アップデートがまだの方は是非お試しを。
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