Queen+Paul Rodgersツアーがいよいよスタート。
でも関西にはやってきません。
理由はハッキリしませんが、多分大阪ドームが2004年からロック使用禁止になったからでは無いでしょうか?(立てノリのバンドが出ると近隣の家庭では鍋の中身が飛び出すぐらい揺れると言います)
急遽決まったせいかもしれませんが・・・
なんにせよサクっと休みを取って一番近い名古屋公演に行くことにしました。
11月1日ホテルに着いたらなにやら大勢の人だかりが出来ています。
小学生ぐらいの方から、かなりお年を召した方まで幅広い年齢層の女性達がカメラや携帯を構えています。
後で分かったのですがQueenのメンバーも同じホテルに宿泊しており、メンバーの出待ちをしていた人垣だったとのこと。
Queen人気の年齢層の幅広さを再認識しました。(出待ちに加われば良かったかな?)
さてチェックインしたらいよいよナゴヤドームへ!
ナゴヤドームに行くのは初めてですが東京ドームや大阪ドームに比べて小さめ・・・というか球場なのに妙に低く見えるシャープな建物です。(地下に掘り下げているから高さがないように見えるようです)
入り口がどこか分からずウロウロしていたら、球場の係の方が寄ってきて「入り口あちらの方になっております」と声をかけてくれて、さらに「お客様二名様ご案内でーす!」と他のスタッフに引き継ぎをしてくれる丁寧さ・・・一瞬居酒屋かと思ってしまいました。(笑)
ただ球場のスタッフも現地イベンター側のスタッフもかならず「いらっしゃいませ!」と声をかける徹底ぶりはちょっとビックリです。(妙なことに感心しています)
とにかくまずはグッズを購入せねば!

入り口脇にはグッズ売り場のテントがありTシャツ、プログラム、タオルを購入。

[ツアーTシャツ 左フロント 右バック]

[タオル] [別柄のTシャツ]
プログラムを買うとビニールのバックがついてくるのですが、なんとこのバックは単体でも売られており500円もします・・AppleStoreの袋と同じような感じなのに・・た・・高い!

[プログラムの表と裏 裏がカタカナなのがイカス!]

[プログラム買うとついてくるのに単品だと500円もするビニールバッグ]
座席は事前に確認したときには相当悪い席と認識していたのですが、会場に入ってみると座席番号を読み間違えていたことが発覚。
アリーナでは無いものの1階席の前から4列目、ステージ向かって左側のスクリーン真ん前で、ステージからの距離はPA席とほぼ同じという場所で、なかなか良い感じ。
東京ドームや大阪ドームに比べて小振りなのかステージの距離が妙に近いのが嬉しいです。
ただバックネット越しなので、網が気になる気になる・・・

[こんな感じのロケーション]
客席は、アリーナと1階席のみ使用しており、中継ブースのある2階席は座席が外野のステージが見えない一にしかないため使わないのは分かりますが、3階席も使われていませんでした。
ひょっとしてステージが近いので3階席からだとステージ見えないのかもしれません。

{会場の上の方から見ると全体はこんな感じ}
客席の右側に「なりきりフレディー」で有名なRoyさんがいて、他のファンとコミュニケーションを取っているのですが目立つ目立つ(笑)
BGMはジミヘンが延々かかっています。
時間が近くなるとビートルズのCome Together、Something、AC/DCのHells Bell、You Shook Me All Night Long。
色々なblogにAC/DCがかかると書かれているのを来場者は見ているようでだんだん会場の空気が緊張感に包まれていきます。
そしてQueenのIT'S A BEAUTIFUL DAY(リミックスバージョン)で会場は手拍子に・・・かなり焦らして会場を盛り上げます。
そして客席のライトが消えてエミネムLose Yourselfがかかるといよいよ待ちに待ったショーのスタート!
●Reaching Out
真っ暗な中Paul Rodgersの歌声が響き渡り、スポットがつくと客席の張り出しの先端にポールが立っています。
●Tie Your Mother Down
ブライアンのギターが響き、ドラムと同時にステージを覆っていた幕が落とされます。
鳥肌が立ち目頭が熱くなる瞬間です。
●Fat Bottomed Girls
●I Want To Break Free
いやはやポールうまいわ・・・というか存在感ありまくりです。
曲が終わって「Do You Feel All Right?」で大歓声。
●Wishing Well
ポールのバンド、FREEの名曲です。
Queenの曲に戻りおなじみの・・・
●Crazy Little Thing Called Love
ポールのギターを持った姿は珍しいかも。
ポールが下がりロジャーがボーカルに。
●Say Its Not True
曲が終わりロジャーがブライアンを紹介。
ブライアン「いらっしゃいませー!」
観客爆笑
ブライアン「名古屋の皆さんこんばんはー」
観客「こんばんはー」
ブライアン「もっと!」
観客「こーんばーんわーー!!」
プライアン「一緒に歌ってください」
ってな日本語のやりとりの後アコースティックギターのみのブライアンの弾き語りコーナー。
●39
●Long Away
●Love Of My Life
39とLong Awayはちょっとショートな感じ。
Love Of My Lifeは当然会場大合唱です。
今思い出しても泣けてくるほど感動しました。
会場のモニターには大泣きの人たちが映し出されます。
●Teo Torriate
最初ブライアンで後からポールが加わります。
日本だけ追加された曲だそうです。
もちろん大合唱なのですが、小学生の子供とお父さんが一緒に歌っている風景が画面に映りさらに感動。
●Hammer To Fall
とうぜん盛り上がりまくり。
ポールは本当にうまい!
●Feel Like Making Love
ポールのバンドBAD COMPANYの曲です。
Queen以外の曲になると観客はちょっと静かになりますね。
やっぱり知らない人が多いのでしょうか?
●Drum Solo
ロジャーのパワフルなドラムソロにちょっとビックリ。
あまりにもパワフルなせいか中盤でタムからマイクが外れるトラブルがあり、中断してロジャーが自分で付けようと必死になっていましたがすぐさまスタッフが直して、すぐドラムソロ再会。
リムにクランプで取り付けるマイクは見てくれはスッキリして良いのですがこういうトラブルが怖いですね。
●I'm In Love With My Car
ドラムソロに続いてロジャーのボーカル。
イイ!!
●Guitar Solo
約10分という長いブライアンのギターソロです。
途中日本の童謡「うさぎ」(十五夜お月様見てはねるというやつ)のフレーズなども織り交ぜてっはいるものの、おなじみのソロです。
中盤からステージバックの黒幕が開きロンドンの町並み〜空という感じの映像をバックでの演奏となります。
●Last Horizon
ギターソロに続いてブライアンのインストナンバー。
アタマにまたまた日本の童謡のフレーズが登場しますが何の曲か忘れました。
巨大ミラーボールがスウペーシーな雰囲気をかもし出します。
●These Are The Days Of Our Lives
ボーカルはロジャー。
名曲ですよね。
映像は若い頃のメンバーのモノクロフィルムが流れます。
泣かせようという演出としか思えません(T_T)
●Radio Ga Ga
ここからエンディングに向かって盛り上がって行く感じ。
最初ロジャーがボーカルで、終盤ポールが引き継ぐ形です
●Can't Get Enough
Bad Campanyの曲。
すばらしいCan't Get Enoughです!
ただ途中観客と歌う場面があるのですが、これまた知らないのか観客の声は小さめかも。
Queenの曲に戻ってまた来場者盛り上がりまくり。
●A Kind Of Magic
●I Want It All
ポールは退場し、スクリーンにフレディーが映し出されて本物のフレディーの歌声とバンドの演奏がテクノロジーの力でシンクロします。
●Bohemian Rhapsody
オペラパートでは昔のライブと同じように演奏ではなくテープだけの音となり(笑)様々な衣装、さまざまな年代のフレディーがフラッシュバックでスクリーンに映し出されます。
そしてロックパートでポール再度登場。
全然違和感ありません。
最後はお約束のドラの爆音で本編終了。
ここからはアンコールです。
●I Was Born To Love You
昨年あまりにもヒットしたのでこれまた日本だけの演奏曲だそうです。
アコースティックギター一発でブライアンとロジャーだけのアンプラグドバージョンです。
●The Show Must Go On
ポールがここまでQueenで存在感を出せるとは思いませんでした。
フレディーと全然違う!だけど紛れもなく私たちはQueenを見ていまいした。
●All Right Now
とりあえずCan't Get Enoughよりもわかりやすいのか観客も結構歌っています。
それにしてもFREEよりも遙かにうまい演奏・・・ベースの印象的なリフやギターソロなども基本的にはレコードバージョンと同じなのですが圧倒的にうまい。
FREEのメンバーの面目丸つぶれですなあ・・・
いよいよ最後の3曲!(God Save The Queenはテープですが・・・)
●We Will Rock You
●We Are The Champions
●God Save The Queen
We Are The Championsで冷静でいられた人はいたのでしょうか?
イヤー良かった!あっという間の2時間20分でした。
コンサートが終わった会場にはMade in Heavenの最後の曲(クレジットもなく収録されている20分を超える環境音楽のようなミックス)が流れる中、会場をあとにしました。
スタジアムコンサートとして久しぶりにすごい演出でしたし、とにかくライティングに感動しました。
Queenといえばライトショーというぐらいですから、フレディーが生きていた頃の照明も当時としては恐るべき規模の照明だったわけですが(今見てもすごいとは思うものの驚くほどではありません)今回のツアーのライティングの想像を超える作り込みに度肝を抜かされました。
ステージ後方の4台のスポットライトを含め今回のツアーのために開発された機材が使われています。
トラス(照明器具を吊るアルミのフレーム)が変幻自在に形を変えるのは圧巻。
「もしフレディーが生きていてツアーをやってもこのライティングなんじゃないの?」というほど行くところまで行っちゃってます。


{こんな感じのライティング・・まあDVD見てください}
映像の使い方はピンクフロイド、デビット・ボウイ、U2、ジェネシスなどと比べると普通としか言いようがありませんでしたが、全編通してカメラマンがメチャクチャ優秀なのには驚かされました。
先ほどのお父さんと息子が歌っているショットもそうですし、女性が瞳を潤ませはじめて涙がこぼれる落ちる瞬間を撮ったり・・・よくこんな瞬間が撮れるな・・・・というベストショットばかり!
あと「綺麗なお姉さん」を見つけるのも抜群にうまいです!ぐっじょぶ(^o^)b(笑)
ドームツアーというと音が悪いという印象があったのですがナゴヤドームなかなか良いですね。
ただキーボードがちと聞こえづらかったかな?
割と控えめに出していました。
ベース、キーボード、ギターのサポートメンバーが堂々とステージ上におり、一緒にコーラスとっていたため、コーラスがレコードに近いというか厚いのが良いですねえ。
なんにせよ「Queenにポールは似合わない」とか「ポールがボーカルのものをQueenと呼ぶな」とか始まるまでは世界中でさんざんな言われようでしたが、実際にツアーが始まってみるとみるみるその様な中傷が消えていきました。
それぐらいポール・ロジャースの実力と存在感はすごいです。
実際会場の雰囲気見たかぎり、ライブが終わって「フレディーじゃないから最悪!」と失望した人はおらず感動している人ばかりでした。
もちろんフレディーが居ないわけですから「今回はQueenとは別物」という意見はある意味正しいのかもしれませんが、少なくともロックの歴史に刻まれるべき偉大な出来事に参加出来ただけで私は満足です。
また見たいなあ・・・
さあ!次は11月19日のGueen来日で盛り上がりましょう(笑)
追記J-WAVEのQueen+Paul Rodgers来日密着blog凄いです。
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