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2006/04/09

A Bigger Bang Tourナゴヤレポート

4月5日に待望のRolling Stonesへ行ってきました。(レポート遅!)

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ローリング・ストーンズというと1973年の初来日がミックの麻薬問題の余波で入獄拒否されたことから中止になり「日本では二度と見ることができない」と言われていた割には、1988年にミックがソロ来日してツアーを行い、その後1990年のスティール・ホールズ・ツアー、1995年ヴードゥー・ラウンジ ツアー、1998年ブリッジズ・トゥ・バビロン ツアー、2003年のフォーティ・リックス ツアー、そして今回2006年のア・ビガー・バン ツアーと割合順当にツアーが行われていたりします。

スタジアムツアーが基本なので、なかなか会場を取るのが大変なようで、今回も東京ドーム、札幌ドーム、さいたまスーパーアリーナ、ナゴヤドームでの公演で、関西はツアーから外れているのでQueen+Paul Rodgersに続いての名古屋へ遠征です。

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会場へはオープニングアクトが開始される1時間前に到着。
早速グッズを購入・・・・と思ったらとんでも無い行列でとても1時間で購入できるとは思えません。

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とりあえずオープニングアクト込みのロックショーですから、最初から見るためトットと入場。
パンフレットは中でも買えました。

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かなり豪華なパンフレットで、通常ツアーというと全世界共通の写真オンリーのものが多いなか、ちゃんと日本語解説も入っている日本仕様のパンフレット。
さすが動員が多いだけのことがあります。

ドーム入って席探すとアリーナの前から2ブロック目ぐらいでなかなか良い席。
スピーカーがもろに向いていますから非常に音が良かったです。
休憩時間にアリーナをウロウロしてみましたが、もうちょっと後ろに行くと急激に残響が多くなって音がぼやける感じ。
ナゴヤドームは東京ドームほど音悪くないのですが、それもひどい音で聴いていた人も多分いるはずです。

オープニング・アクトは「リッチー・コッツエン・バンド」 リッチーコッツエン(Vo:G)ビリー・シーン(B)タル・バーグマン(Dr)でこのメンバーだけで来たら明らかにかなりの規模のホールを満杯に出来ただろうメンバー。
このバンド目当てに来た人もかなりいたようです。
個人的にはMr.BIGもリッチーも聴いたこと無かったのですが、なんとなくポール・ロジャースが作りそうな渋い曲で悪くない上、テクニックはとんでもない人たちです。
ただなんというのでしょう・・・・華がないというかオーラがないというか・・・・
ストーンズが凄すぎるんでしょう。

ピッタリ30分でオープニングアクトが終わって、舞台転換に30分。

舞台セットは毎回のストーンズ、U2、ピンクフロイドでもおなじみのマーク・フィッシャーによるもの。
こちらの公式サイトでマークフィッシャーの作品を見ることができます。(トリノオリンピックの開会式のステージデザインもこの人)
ステージ中央にデカイLEDディスプレイが設置され、その両側がビルのようにそびえ立つ印象的なフォルム。

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ビルの窓にあたる部分には観客(仕込み?)が入るようになっており、さらにこの部分にも解像度の荒いLEDディスプレイがはまっていてメインのディスプレイとシンクロするように映像素材が流されます。
ビルの壁面にあたるグレーの部分は間接照明がはめ込まれており様々な色に変化するようになっています。

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マーク・フィッシャーにネタ切れという言葉はないのでしょうか・・・さすがです。

さていよいよ時間が迫ってくると、BGMが終わる度に歓声が沸きオーディエンスは十分暖まっています。
そして8時ピッタリにいよいよショウのスタート!
オープニングのイメージビデオが流れ、その中でキースのギターが聞こえると会場大興奮!

Jumpin' Jack Flash
そこそこ年齢層が高い客席ですが騒ぎまくりです。

It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)
ここでミックMC「ヤットキタゾ!ナゴヤ!」

She's So Cold
ミックMC「Are you feeling good?」
観客大歓声

ミックMC「ツギハ・・シンキョクデス」という紹介でA Bigger Bangより次の曲。
Oh No, Not You Again

ミックMC「コノキョクオボエテル〜?」
Ruby Tuesday
これは他の会場でやっていない曲。
もう感激です!

Rain Fall Down
You Got Me Rocking
ミックMC「タノシンデル〜?」
大歓声のなか次の曲のイントロが始まるとさらに会場はさらにヒートアップ

Gimme Shelter
これが聴きたかったんですよ!
確かドーム2日目しかやっていないはず。
女性コーラスのLisa Fischerがバカウマ!

ここでホーンセクションが加わり次の曲へ
Tumbling Dice
もうなにも言うことはありません・・・
曲終わりに大画面に会場の女の子が大写しにされ、それを見ながらミック「チョ〜カワイイジャン!アトデデンワスル」とツアー最終日ともなるとネタに迷いがありません(笑)
ところで、全編通して画面に可愛い女の子のアップが非常に多い!オーディエンス撮影カメラマンは多分2人ぐらいいるようなのですが、3万人から可愛い子を見つけるのに命をかけているので妙に感心してしまいました。

ここでメンバー紹介。
最後にキースを紹介してキースコーナーへ。
キースは楽しくてしょうがない様子。
ちなみにタバコがトレードマークのキースですが、ここまで吸っておらず「あれ?タバコ辞めた?」って思っていたのですが、メンバー紹介の時から吸い始めて一安心(笑)
2曲続けてキースのボーカルです。
This Place Is Empty(A Bigger Bangより)
Happy
やっぱりキースはカッコイイ!

キースコーナー終了してすぐ次の曲。
Miss You
曲の途中で、スタッフがドラムの台をステージ前方に移動させ始めます。
ドラム位置が決定したら、ステージの一部が切り離されアリーナ中央にひかれたレール上を舞台がゆっくり進み、曲終了時にはアリーナ最後尾まで移動。
ミック「イイナガメデスネー!」1階スタンド席前ですから観客大騒ぎです。
移動ステージの後ろには10人近いスタッフが乗り込んでおり次のギターを渡たすなどのサポートや周囲の警備などを行います。
この移動サブステージだけでライブハウスのステージよりでかいわけですから凄い規模ですなあ

Rough Justice(A Bigger Bangより)
Get Off of My Cloud
Honky Tonk Women
メインステージのスクリーン前にでっかいベロマークのバルーンが出現!
サブステージがメインステージへと戻ります。

Sympathy for the Devil
Paint It Black
ミックMC「コンヤハサイコウ ダギャー!スッゴクタノシー」という名古屋弁ネタでコンサートはエンディングへ。

Start Me Up
会場ヒートアップしまくり。
ミック「ミンナスゴーイ!」
いよいよ最後の曲。
Brown Sugar
「yeah, yeah, yeah, woo!」で盛り上がりまくり!
喉イタイ、腕イタイ、腰イタイ・・・(^^;)

ミック「Thank you Ngoya!マタアトデ!」(また後でかよ!)

ここからアンコール。
You Can't Always Get What You Want
「You can't always get what you want」を歌えって?・・・また喉にダメージが・・・スンマセンもう腕上がりません・・

最後はこの曲で締め!
(I Can't Get No) Satisfaction
エンディングには花火が吹き出しますが日本の消防法事情でちょっとショボ目・・・
でも会場は完全燃焼です。
全員揃って礼!、ストーンズの4人だけで礼!・・・・
あーーーー!最高だった!
Queenの時はなんだか妙にウルウル来たけど、ストーンズは掛け値無しに楽しいロックンロールショーという感じ。
セットや照明は凄いですが、曲間まで演出されたパッケージという感じではなくとてもラフ。
曲間もメンバー同士話ししたり楽器の音確かめたり・・・・
3万人のドームでやっているとは思えないアットホームな雰囲気でした。

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あと特筆すべきはミックのファッション!
基本はメチャヒップハングの黒デニムに腕上げただけでおへそが見えるほど小さいTシャツ。
そして着替える着替える・・・・赤いジャケット、縦縞のロングコート、ファーの短めのコートと帽子・・・最初は数えていましたが途中から面倒になってしまいました。
あんたはブリトニー・スピアーズか!
キースと、ロニーも1回ぐらい着替えていたかな?
チャーリーは最初から最後まで黄色いTシャツでした。

それにしてもミックとキースが63歳、ロニーはちょっと若くて59歳、チャーリーにいたっては65歳・・・・来日前はこの年齢で「もう最後!」なんて噂されていましたが、なんのなんの!
ミックなんて体型20代のまま!
ドームいっぱいに広がるあの広いステージを全力で端から端まで走るだけで私だったら息切れてしばらく声も出ないと思いますが、ストーンズ爺さん達はそれをぶっ通しで2時間やってしまうわけで・・・恐るべき昭和十年代です(^^;)
こりゃまだまだ見る機会ありそうです!!

10時終演。
その後はお約束の手羽先へGO!
風来坊プリンセス店に入ったらストーンズ帰りの人がいっぱい!
カウンター隣の女性2連れはゴールデンサークル席(55000円)に付くおみやげの袋を持っていたりして。
店のあちらこちらから熱いトークが聞こえます。
素晴らしい名古屋の夜でした。

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コメント

す・凄い…。やっぱりストーンズはいいっす!
このレビューは興奮しますね。

今回のライブが今迄で一番という噂をかなり聞きます。

僕は今回だけパスしたのを今更残念におもっています・・・。

投稿: oda-k | 2006/04/09 12:03

oda-kさんいつもありがとうございます。
なんと!今回パスしちゃったのですか?!
oda-kさんは絶対行っているものと思っていました。
残念・・・
では5月27日のWOWOWの放送をお見逃し無く!
http://www.wowow.co.jp/music/rs/

投稿: kumanomix | 2006/04/10 10:51

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受信: 2006/04/18 00:46

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