11月18日はQueenのトリビュートバンドGueenの定期ライブの日でした。
Queen Festival 2006 10th anniversary!! 『Too much love will fill you!!』と銘打たれたライブ。
会場のSHIBYA O-Eastには早くから来場者が並んでいたそうで前回を超える700人以上の来場者で会場内はあつい熱気に包まれています。
クイーンのトリビュート曲からBGMがIt's a Beautiful Dayのリミックス曲に変わると会場はヒートアップ。
曲の終わりとともに会場が暗くなり、昨年のクイーンフェスティバルの時と同じInnuendoのイントロとともにメンバーがステージに現れショーの開幕です。
このまま曲になるのかと思ったら誰かに追われるようにまっ赤な髪と怪しいコートの男性がステージに飛び出してきます。
「Somebody help me!誰か助けてミー!」
よく見ると「劇団☆新感線」の右近健一さん。
右近さんは、今演劇界でチケットが最もとりにくい劇団の一つと言われる「劇団☆新感線」の方で、日本語でクイーンの曲を歌うクイーンマニアというバンドもやっていることからGueenと交流があります。
ここから右近さんの一人芝居がスタート。
「ロックの歴史を研究しているうちに、ある秘密にたどり着いた・・・」
ミュージカルWe Will Rock Youのオープニングのパロディーです。
「その秘密とは・・・・タイツ!」
「それを知った私はGaGaポリスたちに追われている!なぜなら俺は・・・・タイツが・・・大好きだー!!」
コートを脱ぐと派手なタイツと銀ラメのブーツ。
観客大歓声。
そこにサイレンの音が鳴り響き「見つけたぞ!この変態タイツ男!いや右近健一!」という声とともにレーザー光線の檻が右近さんを包み込みとらえてしまう。
「くそー出られない!Somebody help me!助けてグイーン!!」と言い残し右近さんが舞台から消えるとFlashのテーマが流れ始めます。
1 Flash's Theme(Flash Gordon)
間奏部分でフレディー「さあ皆さん!僕らのタイツ文化を救いましょう!」
鉄格子に閉じ込められている右近さんが浮かび上がりフレディーに助けを求めます。
それに答えフレディー「わかりました私たちがレーザービームを使ってそこから助け出しましょう・・・なんか安物の怪獣ショーみたいになってきたな・・」
会場爆笑。
レーザーを檻に向かって発射するが壊れず、客席にチャリベル(観客がBicycle Race用に持参している自転車のベル)の協力を得て檻の破壊に成功(爆発音と煙が上がるのに、なかなか檻が壊れず観客爆笑)
右近さん「ありがとうグイーン!Flash I Love You〜♪」
Flash後半部分の演奏へ。
続いて2曲目へ(曲目後の括弧は収録アルバム)
2 Let Me Entertain You(Jazz)
フレディーMC「こんにちはみなさーん!本日は10周年ということでさらにがんばってお届けします。」
観客歓声。
3 Tie your mother down(A Day At The Races)
4 Now I'm Here(Sheer Heart Attack)
Now I'm Hereでは、おなじみレ〜ロ!の大合唱。
途中フレディーの声が裏返ってしまい「最初から飛ばし過ぎですね・・・ペース配分考えないと」というMCで会場笑い。
エンドにはニュードラマー「ロジャー・豊田・さとし」のパワフルなドラムソロ。
フレディーがロジャー・さとしを紹介。
「年齢は私の半分ぐらいですし、とても元気でかわいいので女性ファンの人気を独り占めしないかヒヤヒヤしています。」
場内歓声。
「例年通り収益の一部はFMA(フレディ・マーキュリー協会)を通じて英国マーキュリー・フェニックス・トラストへ寄付され、AIDS患者、HIV感染者のために役立てられます」との趣旨説明で次の曲へ。
5 Princes Of The Universe(A Kind Of Magic)
オープニングのコーラスで歓声があがります。
Gueen初の演奏だと思いますがいい感じでした。
エンディング部はディレイで終わるのですが、フレディーが声でディレイのまねをして暴走。
「ニバース、ニバース・・・」と終わる気配がないのでブライアンがハリセン。
場内歓声で次の曲へ
6 Killer Queen(Sheer Heart Attack)
フレディー退場で、ブライアンのボーカルです。
7 Sail Away Sweet Sister(The Game)
MCでフレディー衣装を変えて登場。
久々のお便りコーナー。
中に「彼女が明日誕生日なのでシノちゃん誕生日おめでとうと言っていただけませんか?」というメールがあり場内拍手!
「こういうお便りが沢山来ると困るので控えめでお願いします」で会場爆笑。
8 Put Out The Fire(Hot Space)
エンディングの「シューッ!シューッ!・・・」のかけ声で再び暴走!
メンバーあきれて見守る中延々と繰り返すので、アンソニーのハリセンが炸裂。
9 Don't Stop Me Now(Jazz)
10 Brighton Rock(Sheer Heart Attack)
ブライアンのギターソロの後フレディーはタイツに着替えて登場。
ここでゲストの右近さんを紹介。
右近さんは短パンにラメ入りブーツという姿で登場!
11 Dead On Time(Jazz)
曲終了後も右近さんのハイテンションに当てられてざわつく会場(笑)
フレディーMC「右近さんを私たちはとても近くでみてしまった訳ですが・・・肌と肌が触れ合った時はちょっとビク!っとしました。」
場内爆笑。
メンバー紹介、ブライアンの参加するグループ「ヘリコプター」のニューアルバム紹介、新しいグッズ紹介などで和んで次の曲へ。
12 Good Old Fashioned Lover Boy(A Day At The Races)
13 Bicycle Race(Jazz)
Bicycleではおなじみとなったお客さんとステージのチャリベル競演ですが「今年は10周年ということで三七拍子で行きましょうか!!」と呼びかけるフレディーにステージ上のメンバーも「はぁ???」という感じだったのですが、フレディー曰く「3と7を足して10!」ということで納得(笑)
何はともあれ変則的なチャリベル競演で和みまくりです。
続いてブライアンのソロ。
14 Too Much Love Will Kill You(Made In Heaven)
最初はアカペラでしっとりとスタート。
すばらしい!
フレディーは70年代の衣装に着替えて登場。
そしてショーも終盤に・・・
15 Bohemian Rhapsody(A Night At The Opera)
いつも最後の曲なので、この位置にボヘミアンラプソディーは珍しいですね。
ロックパートの冒頭には大量の銀テープが打ち上げられます。
16 Liar(Queen)
すごく久しぶりに聞いたかも・・・
そして最後の曲です。
17 Seven Seas Of Rhye(Queen II)
ここからはアンコールです。
「ビューティフォーピポーの皆さんに当然感謝はしているんですけど、今は愛を感じています。」というMCに場内大歓声。
「そんな訳で愛を感じるこの曲をどうぞ!」という似合わない奇麗なまとめで次の曲(笑)
18 I I Was Born To Love You(Made In Heaven)
そして全員がハンズアップで盛り上がれるこの曲。
19 Radio gaga(The Works)
ここからは2回目のアンコールです。
フレディーからのスペシャルなご案内で、O-Eastと同じビルの1階Club Duoにて、偶然お友達のレッド・ツェッペリンのトリビュートバンドMR. JIMMYがなんと3時間を超えるライブを行っている真っ最中とのことで、Gueenのライブが終わった後、フレディーは飛び入りすると予告。
Gueenを見た人は割引価格で入場できるとのこと。
さていよいよ終わりとのことで、ゲストの右近さんを呼びいれます。
右近さんは再度オープニングのタイツ姿で登場。
右近さんはザ・フーのロックオペラ「トミー」日本版の訳詩をするとのことことです。
ということで右近さん共々エンディングへ突入。
ツェッペリンのWhole Lotta Loveのフレーズを交えながらWe Will Rockyouへ。
20 We Will Rockyou(News of the world)
21 We Are The Champions(News of the world)
22 God Save The Queen(A Night At The Opera)
クォリティーの高いショーはちょうど2時間。
なんと13アルバムからのチョイス。
まさにベストオブベスト。
すべての年代のファンにQueenのすばらしさを再認識させてくれました。
このライブの後にミュージカルWe Will Rock Youを見に行くとさらに楽しくなりそうです。
今回見ることができなかった人は次回(多分ゴールデンウィーク)にぜひご覧あれ。
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