スティーヴ・ハケット日本公演
11月27日OSAKA Blue NoteにてSteve Hackettのライブを見てきました。
1日2回公演の21時30分のステージです。
今回はThe Steve Hackett Acoustic Trioでの来日。
メンバーは以下のとおりです。
Steve Hackett(ギター)
John Hackett(フルート)
ROGER KING(キーボード)
John HackettはSteve Hackettの弟とのことす。
彼が演奏するフルートは、頭部管の所が曲がっており、指で押さえるキー部分は縦笛のようになっている変な形のフルートを演奏します(以下の写真参照 音的には通常のフルートと変わりません)
あと少しキーが低くUの字型に頭部管が曲がっているアルトフルートも演奏します。
ROGER KINGはキーボードのFantom-X8のみで多少外部音源なども使っているようです。
Steve Hackettは2本のクラシックギターのみでした。
OSAKA Blue Noteは移転後始めてきたのですが、前よりかなり広く席もゆったりしており、とても見やすい会場です。
2回公演の遅い回なのでお客さんは少なめでしたが、それでも150人ぐらいは入っていたでしょうか?
定刻になると、唐突にでっかいオジサンがステージに・・・
え・・・ハケット歳で体型変わった?と思ったら、もともと体格がよい人のようで、サングラスを取ると見覚えのある顔でした(笑)
「ようこそ、こんばんは」と日本語でご挨拶。
「アコースティックショーを楽しんでね」でまずはソロの演奏です。
次々にメドレーで曲が演奏されるので曲名は自信ありませんが、以下のようなつながりだったと思います。
Pease Blossom〜Black Light〜Classical Jazz〜Horizons
約10分の演奏でした。
「おおきに!」と関西弁を披露した後、他のメンバーがステージへ。
メンバー紹介は日本語で
「フルートは弟のジョン・ハケット、キーボードはうちのロジャー・キング」(日本語チョットだけですが・・・)と紹介。
そしてトリオの演奏が始まります。
素晴らしくふくよかな低音部が響くギターに加え、全体に深くリーバーブがかかり、さらにフルートにはシングルディレイがかけられる幻想的なサウンドが心地よく、ほとんどCDと同じパーフェクトなサウンドです。
フルートとキーボードがユニゾンになったりハモったり・・・気持ちが良いったらありません。
メドレー取りまぜ以下のようなセットリストでした。
Jacuzzi
Supper's Ready〜After The Ordeal〜Hairless Heart
M3〜Next Time Aroun
Jazz On A Summer's Night
Imagining〜Second Chance
Walking Away from Rainbows
Improv〜The Red Flower of Tai Chi Blooms Everywhere〜Hands of the Priestess
Kim
The Hermit〜Ace of Wands
アンコール
Bacchus〜Firth of Firth Excerpt〜Bacchus
あっという間の1時間15分ほどでしたが、演奏は素晴らしく、ルネッサンスの香り漂うまさにプログレ。
さらに3人のテクニックも素晴らしく、とんでもなく複雑な構成にもかかわらず譜面無しでの演奏で、難しいフレーズもさらりとこなす嘘のようにミストーンの無い完璧な演奏には脱帽。
ただ9月にニューアルバムWild Orchidsがリリースされたにもかかわらず、アルバムからは1曲も演奏しないというのがなかなか珍しいというかなんというか・・・
まあWild Orchidsの曲はトリオでは演奏できないという判断なのでしょう。
今回のライブはLive Archive 05の短縮版と言えるでしょう。
最近ではジェネシス再結成というニュースも流れていますが、いつかはジェネシスでの演奏も見てみたいものです。
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