ついにiPhoneを入手!
前回iPhoneについて書いた際は「AT&Tに契約して解約する」という正攻法のアクティベーション以外方法がなかったわけですが、その後色々と解析が進み、様々なハック法が紹介され始めた矢先、妹がNYに行くというのでiPhoneを買ってきてもらいました。
NYのAppleStoreでは「日本では使えないよ」と注意されたらしいですが、「分かってるけど兄がほしがっているから」と言ったら「フ〜ン・・テクノオタクだね」って言われたとか・・・ほっとけ!!(`ヘ´)
さて入手したiPhoneですが、小さなパッケージだとばかり思っていたら、こんな立派な袋に入っていてビックリです。
ブランド品のお店でジュエリーでも購入したかのような雰囲気です。
パッケージも最近のiPodよりもかなり重厚と言えるでしょう。
パッケージを空けるとこんな感じです。
同梱されているのは本体、クレードル、ケーブル、電源、ヘッドホン、マニュアル、そしてクリーニング用のクロスとなります。
すでに充電が行われていますので、パッケージから出すとすぐにアクティベーション開始となります。
今回は正当派のアクティベーションでは無く、いわゆる裏技をトライ。
最初はわかりやすいGUIで誰でも簡単にアクティベーション可能というふれこみのiActivatorを試してみたのですが、バージョン1.0はまだ不安定なのか、日本語環境と相性が悪いのか、何度試してもiActivator自体が途中で落ちてしまい続行不能に。
気を取り直してiPhone Fan(仮)の「日本でiPhone導入ガイド その3:アクティベーションについて」を参考に「iPhoneToolを利用する方法」によりロックを解除。
正直iActivatorよりも簡単であっけなかったです。
ちなみにこれら「裏アクティベーション」ではいずれもYouTubeを見ることができません。
どうしてもiPhoneでYouTubeを見たい人は正規の方法によってアクティベーション解除するしかないでしょう。
さてどのぐらいの大きさなのかというと以下のような感じです。
左からFOMA M1000、iPhone、第5世代iPod(60GB)、iPod nano、FOMA P902iS
十分小さく、薄いことが分かってもらえますか?
ついでなので、1993年に発売された第1世代のApple Newtonとも比較してみましょう。
久しぶりに引っ張り出してきたNewtonはかなり巨大だったので驚いてしまいました。
本体を見ると表面はガラス、裏側は梨地仕上げのアルミでそこそこ重みを感じます。
正直ストラップを付ける穴もないので、取り扱いに緊張してしまいますね。
アメリカではすでにシリコンジャケットなどが販売されているようです。
正面にはホームボタンが、背面にはカメラのレンズが配置されています。
本体上面にはスリープボタンとヘッドホンジャックが、そして左サイドにはマナーモードスイッチとボリュームボタンが配置されています。
下部にはスピーカー(左下)とマイク(右下)とドックコネクターが配置されています。
付属のドックにはスピーカーとマイクの穴が空いており、本体にドックを挿してもドック下部のスリットから着信音などが音量下がることなく聞こえるようになっています。
ドックに挿してiTunesとシンクすると、音楽やムービー以外に、iCalのスケジュール、アドレスブック、Mailアカウント、Safariブックマーク、iPhoto写真などをシンクさせることができます。
iSyncを使用しそうなものですが、なぜかiTunesだけでシンクを行います。
まだ手に入れたばかりでそれほど使用していないので、今回はファーストインプレッションという感じですが、一番気になったソフトキーボードの使い心地は思った以上に素晴らしいと言えるでしょう。
押した瞬間はどのキーを押したかが拡大されるので、間違っていた場合はそのまま正しい位置まで移動して指を離すと正しいキーがタイプされます。
これはソフトウェアキーボードだからこそ実現できる方法です。
英語の場合はミスタイプを自動的に補正する機能もあるので、かなり効率的にタイプできるようです。
ミスタイプの自動補正機能はローマ字入力の際は邪魔なので、設定で切っておくこともできます。
カーソルキーの無いiPhoneで細かい文字修正などをどのように行うのか謎だったのですが、修正したい箇所を長押しすると、ルーペによる拡大画面が表示されるので、この状態で左右に指を動かすと精密にカーソル移動を行うことが可能です。
素晴らしく考え抜かれた文字入力システムといえるでしょう。
多分iPhoneを使用したら通常のスマートフォンには戻れないでしょう。
iPodとしての機能もカバーフローなどをはじめ極めて使い勝手がよいといえます。
第6世代のiPodはこの方式になるのは確実でしょう。
ヘッドホンジャックの穴が「付属のヘッドホンしか刺さらない」と不評ですが、付属しているヘッドホンはマイク付きで、プラグも写真のように特種な形状となりますので、近々マイク付きの変換ケーブルなどが発売されると思われます。
ヘッドホンの右側には小さな四角いマイクが付いており、このまま会話できるようです。
またこのマイクにはマイクロスイッチが仕込んであり、1回つまむとポーズ、2回つまむと次の曲へジャンプと、iPodの再生をコントロールすることも可能です。
多分電話として使用するときもこのマイクロスイッチを使用するのでしょう。
駆け足で紹介しましたが、これほどこだわりまくったデバイスは久しぶりに見た気がします。
Wi-Fi環境下では普通にブラウザもGoogle Mapも使用でき快適この上ありません。(ちなみに日本では認可されていない無線機器ということをお忘れ無く)
携帯やスマートフォンを作り続けている企業が既成概念から全く抜け出すことができないことを考えると、初めて作った携帯電話がこのすごい出来というのは、Appleの凄さを改めて思い知らされた感があります。
惜しむらくはCocoaでの開発環境が閉ざされていること。
Palmで巻き起こったような、ユーザによる日本語環境の搭載や、日本ならではの素晴らしいアプリケーションが搭載されることは期待できないのが非常に残念です。
なんとjKeyboradというJavaでの日本語入力環境を開発した人もいますが、これとてWi-Fiなどネットワークに接続されていないと手も足も出ません。
iPhone FAN(仮)「iPhoneのSafariで日本語入力が自由自在に!! ブログも書けるぞ!!」参照
最初iPodが発表されたとき、画期的とは思ったものの今にして思うと大変プアーなものでした。
それを考えるとiPhoneもまだ第1世代!
まだまだ進化するのは間違いないiPhoneはこれから目が離せません!
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)
最近のコメント