iPod classicを触ってみた
iPodが全モデルリニューアルされ盛り上がっていますが、出張の最iPod classicを入手している人がいたので早速触らせてもらいました。
比較は私のiPod nano。
もちろんiPod nanoよりは大きく厚みもありますが、実際に使用する分には全く気にならないと思われます。
ちなみに厚み比較の写真失敗してしまいましたが、nanoと比較してもなんの参考にもならないでしょう。
フロントがアルミとなり、第5世代iPodと比較するとリッチになった雰囲気。
iPod touchが話題になっていますが、なにせHDD内臓ですから容量の桁が違います。
容量がないと話にならないという人にとっては、当然ながらclassicを購入することになります。
GUI等はiPod nanoと全く同じでディスプレイとホイールが大きいので、見やすくてそうさもしやすいというのが第一印象。
容量など総合的に考えると、iPod nanoと比べて完璧にコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
ハッキリ言ってお買い得です!
ところでiPod nanoについてWIREDなどで「『iPod classic』の音質は「グレードダウン」した?」という記事が載っていたので、さっそく音質を確認してみました。
もっとも確認といっても出張先のランチを食べたお店で、私のiPod nanoとの比較となり、ヘッドホンも私がいつも使用しているリファレンスヘッドホンではなく、BOSEのin-ear headphonesですのであまり細密なレポートが出来ているわけではないことをお断りしておきます。
WIREDのレポートでは以下の点を問題視していました。
●高音域でのわずかな上昇(高周波が強調される)
●周波数に応じた群遅延(音像の立体感のぼやけ)
●相互変調ひずみを引き起こす、周波数22.1kHzでの強い変調(音がひずむ)
このうち高音域の上昇については確かにハッキリ確認できました。
これまでのiPodと比較するとハッキリとドンシャリ気味という印象。
ただ、ハイが上がったのをグレードダウンと考えるかどうかは意見が分かれるところでしょう。
音がきらびやかで粒だちがよいと感じる人もいるわけです。
どちらかというと相互変調ひずみの方が問題で、チープな環境でテストしたので正確さは欠くものの、割合ハイエンドが「シャキーン」では無く「ジャッキーン!!」という感じに仕上がっている印象がありました。
もうちょっとまともなモニター環境があればハッキリしたと思います。
ただ、こういう音色も全員が嫌うわけではないわけで、「派手で好き!」と感じるに十分な音作りになっているとも言えるでしょう。
「音像の立体感のぼやけ」というのはclassicに私のリファレンス用の曲が入っていたわけではないので確認できませんでした。
確かにWIREDの記事にあるように、従来のiPodと音の方向性が違うのは確かなので「Appleのミス」と言うことになって、今後のソフトウェアアップデートで修正されるのかどうかは分かりませんが、発売直後に購入してiPod classicに慣れてしまった人にとって、従来のiPodと同じ音作りにいきなり戻ったら、すごく地味に感じてしまうかも・・・
音色チェックをしたときiPod付属のヘッドホンを持っている人がいなかったので確かめられていませんが、iPodに付属しているヘッドホンだと新旧iPodの差は感じられないかもしれませんね。
どちらにしても、これからiPod classicの入手を考えている人についても、音質についてそれほどナーバスに考えなくても良いと感じました。
きわめて主観的ではありますが参考になれば幸いです。
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