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2008/04/10

Todd Rundgrenライブレポート

前の日記でAlice Cooperのレポート書いたばかりですが、もう一つたまっていたトッド・ラングレンのライブレポートもアップしておきます。

4月4日はBillboard Live OsakaでTodd Rundgrenのライブを見てきました。

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(メンバーリストにはPianoと書いてあったのですが・・)

Todd Rundgrenはソロ作品も、Utopiaも、プロデュース作品もそれぞれ結構好きなのですが、過去の来日は都合が付かなかったり知らなかったりでことごとく見に行くことができませんでした。
唯一行ったことがあるのは2002年の大阪ブルーノートでのアコースティックライブのみ。
しかし生ギター1本のライブというのは悪くはないのですがアットホームすぎて人の家の宴会に来ているような感じとでも申しましょうか・・・ちょっと消化不良気味だったでバンド編成のトッドを一度は見てみたいと思っていました。

そんなおりに知った来日情報で早速チケットを予約。
そもそもライブを知ったのはチケット発売開始からだいぶたってからだったもので、もうチケット無いかもしれないと思いつつ予約をすると、なんと簡単に指定席を取ることができ反対に一抹の不安が・・・

当日になると一抹の不安は現実のものとなります。
日本公演の初回に当たる1stステージを見に行ったのですがお客さんがガラガラ!
特にステージ前のテーブル席は最前列以外全くお客さんがいない状態なのです。

先着10名でトッドのサイン入りTシャツ売っていて、サインあると気軽に着ることができないし(どのみちもう開演間近だから残っているわけが無いし!)サインなしのツアーTシャツ買おうと思ってカウンター行ったら「サイン入りですね!」って自信満々に言われて、うっかり「ハイ・・」って答えちゃって、サイン入りTシャツ買っちゃうほど空いてました。(笑)

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期の変わり目という微妙な時期の金曜日の18時30分開始のステージですから無理もないのかもしれません。(他のステージはちゃんと人が入っていたようで、ビルボード東京は満席だったようです)
ほとんどのお客さんはお店の外周にあって価格も安いカウンター形式のカジュアル席に座っており、テーブル席は最後までガラガラのままでした。

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もう一つ会場に入ってビックリしたのがキーボードがないこと。
てっきりトッドがしっとりとピアノ弾きながらHello it's Meなどを歌ったりするんだとばかり思っていたのですが、ギターアンプが2台とベースアンプとドラムス・・・一体どんな曲やるの??

いろいろと心配しているところにメンバー登場。

Todd Rundgren / Guitar, Vocals
Jesse Gress / Guitar, Vocals
Kasim Sulton / Bass, Vocals
Prairie Prince / Drums

Kasim SultonはUtopiaに在籍していた人、Prairie PrinceはThe Tubes以来トッドとは縁が深い人です。

なにせステージ前がガラガラですからどんな演奏になるのかドキドキしている中、Buffalo Grassからスタート・・・なんと爆音です。
ビルボードは何回か来ていますが、ここまでデカイ音聞くとは思わなかった。
トッドもブリブリにギターソロ弾きまくり! 跳ねまくり!! シャウトしまくり!!!

1曲目終わってトッドが「音デカいかな?」ってMCでお客さんに聞くぐらいデカかったです。

今回は全曲ロック色の強い選曲で、セットリストは以下のとおり。

Buffalo Grass / One Long Year(2000)
Black Maria / Something/Anything?(1972)
Soul Brother / Liars(2004)
Fascist Christ / No World Order(1992)
I Saw The Light / Something/Anything?(1972)
Black And White / Faithful(1976)
NO. 1 Lowest Common Denominator / Todd(1974)
Drive Ever Popular / Tortured Artist Effect(1983)
Tiny Demons / Healing(1981)
Slut Something /Anything?(1972)
One World / Swing To The Right(Utopia,1982)

====Encore====
Trapped / Oops! Wrong Planet(Utopia,1977)
Worldwide Epiphany / No World Order(1992)

他のステージもほぼこれと同じセットリストだったようです。
かなり幅広い年代のアルバムからの選曲で、Utopiaの曲もチョイスされていたのがうれしいですね。

ただ総立ちで聞くような選曲のライブだったにもかかわらず、さすがにガラガラのホールの中いきなり立ち上がる勇気もなく(ヘタレですいません)・・他の方も同じだったようでスタンディングのライブハウスなどで聞きたかったというのは本音のところですね。
そんなノリの悪いオーディエンス(拍手や手拍子は、トッドの熱意に答えるべく皆さん一生懸命やっていましたけどね)、かつガラガラの客の入りにもかかわらず、トッドは人のいないテープル席を指さして「この辺の席の人は行方不明?」って苦笑いしつつも、パワフルで熱がこもった演奏を行ってくれたのはありがたいとしか言いようがありません。

しかも今年6月で還暦にも関わらず、トッドの声の質や声量は昔とほとんど変わっていないのがうれしい限り。

演奏も良かったし、音デカイわりにバランスや個々の音も良かったと言えるでしょう。(私の席はですが・・・)
1時間15分ぐらいの短いステージでしたがオーディエンスには満足感が漂っていました。

すごくよかったけど、次回は是非スタンディングで見たいものです!

追記:
同じステージを見た方のブログを発見。
それによるとやはり最前列はバランス悪かったみたいです。
まあ最前列の観客にはスピーカーが向いていませんから音デカイと反射音ばかり聞くことになってバランス悪かったんじゃないかと思います。

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コメント

東京公演に行きました~
いちおう満席でしたよ。
セットリストも同じような感じ。
声がちょっと荒れてたかも。
残念なことに、仕事で前半は聞けず...

やはりTシャツを買ってしまいました。
サインははいってたのかなぁ?

投稿: いいだ | 2008/04/11 03:29

いいださんコメント有り難うございます。
前半見られなかったのは残念ですね。
まあ時期が時期ですから・・・・

投稿: kumanomix | 2008/04/11 08:50

こんにちは。
トラックバックありがとうございました。

セットリストなど詳しいレポートで、これから聞き直すのにとても参考になります。
ビルボードには初めて行きましたが、旧ブルーノートと同じような感じならば、ゆったりと聞かせる曲が多いのではないかと思っていました。ですから、今回のライブには驚きましたが、とても熱のこもった演奏に大満足でした。

早くもまた来日して欲しいと思っています。

投稿: 恵風 | 2008/04/12 12:05

はじめまして☆
詳細なレポートに感激いたしました。

私は、仕事の都合でビルボード行けませんでした(泣)
ああ、あの日、嘘をついてでも仕事をサボって行けばよかった。
きっと「空席だらけの最前列で、人目もはばからず盛り上がってるオバサンがいた」と書かれていたことでしょう。
行けなかったことがものすごく尾を引いて、
この時の記事などはあえて読まなかったのですが、
やっと傷が癒え、toddネタを拾い集めていたら、
こちらにたどりついたしだいです。

また、遊びに来ます☆

投稿: しんみく | 2009/01/27 14:17

この記事へのコメントは終了しました。

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