今更ながらGeniusプレイリストの感想
iTunes8が出て追加されたもっとも意義のある機能というとGeniusプレイリストだと思います。
アップデート後即試して画面キャプチャーをしたのですが、書いている暇が無く、今更とは思うもののちょこっと感想など・・・
今まで、お気に入りの曲をランダムに取得するため「ジャンルがロックで、レートが5のものをランダムに選曲」といったスマートプレイリストをいくつか設定していました。(画面はすべてクリックで拡大)
ただスマートプレイリストのいまいちな点は「ランダム」といいつつ起動するたびに同じリストなこと。
毎回リストに変化をつけるため、再生したり、スキップした曲はしばらくリストに入れないなど、プレイリストに工夫する必要があります。
これに対してGeniusプレイリストは「更新」によって常に新しいリストが取得できるのですばらしいのですが、問題はちゃんと好みの曲を選んでくれるかどうかです。
私はほとんど邦楽を聞かないので他の方の例は分かりませんが、とりあえずイギリスのバンドYESで試してみましょう。
70年代の曲「Roundabout」を元にGeniusプレイリストを作ったのか下の例です。
70年代のブリティッシュロックを中心に選曲されているのが分かります。
では同じYESでも80年代に大ヒットした「Owner Of A Lonely Heart」を元にGeniusプレイリストを制作したら以下のようになりました。
なかなかうまい具合の選曲といえるでしょう。
両者を見比べて非常に良くできていると思うのが、どのバンドもかなりの代表曲がチョイスされていること。
まあその分驚きは少なくなるわけですが、ベストオブベストをチョイスしたい場合には最適と言えます。
ただ、Underworldを元にGeniusプレイリストを制作したら、ダンスミュージックという判断なのかなぜかShakatakのNight Birdsなどが選曲されるなど、たまに変な結果もあるようです。
しかしかなりいい線行ってるのでは無いでしょうか??
調子に乗ってあまり持っていない邦楽の楽曲を元にGeniusプレイリストを制作してみたら、なんだか微妙なプレイリストができてしまいました(笑)
ただ例えばビートルズのようなiTunes Storeで扱われていない楽曲はそれを元にGeniusプレイリストを制作することも、他の曲から制作したGeniusプレイリストにチョイスされることもありません。
これはiTunes Store全体の楽曲の販売傾向を分析して適応しているため、iTunes Storeで販売されていない楽曲についてデータが取れないためにこのような結果になるものと思われます。
AmazonのようにすべてのメーカのCDが売買されているサイトを元にすると良い結果が得られそうですがなかなかそうも行かないでしょう。
ちなみに、Geniusプレイリストを制作する場合iTunesはGeniusプレイリストに関する情報を収集しますが、それ以降はインターネット上での通信が行われるわけではなく、Ethernetのケーブルを抜いてもGeniusプレイリストを制作することができました。
仕組みはさっぱりですが、非常に良くできています。
単体のGeniusプレイリストだけだと同じ傾向の曲しか再生されないので飽きてしまうことがあるかもしれません。
こんな時は複数のGeniusプレイリストをスマートプレイリストでまとめるという方法も有効な気がします。
Geniusプレイリスト、人によってはGeniusプレイリストが作れない曲ばかりという人もいるようですが、なかなか優れものなので是非お試しを!
追記:
iTunes Storeから購入したアルバムの曲からGeniusプレイリストを作ろうとしたら断られました(笑)
アーティストの知名度は不明ですが、曲はボヘミアン・ラプソディーなのでGeniusプレイリスト作れそうなものですがこんなこともあるんですね。
今後の進化に期待したいところです。
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