Final Cut Pro Xは発展途上?
Final Cut Pro Xリリース時のエントリーで、以前のFCP7で制作したプロジェクトを読み込む方法で悩んでおりましたが、やはり読み込めないようです。
さらに使い勝手が違いすぎるので戸惑うのは誰しも同じだと思いますが、以前あった機能を見つけられず悩んでいたら、完全になくなってしまった機能もあるようでなかなか微妙。
FCP7でやりかけていた作業をFCPXに切り替えて完成させようとしたのですが、機能を見つけるのに時間がかかりすぎ、あまりに効率が悪いのでFCP7に戻ってしまいました。
昨日までの使い勝手やワークフローを綺麗さっぱり忘れるつもりで使い始める思いっきりの良さが必要かも…スピードはサクサクなんですけどねえ…
なんとなく、7割の完成度で出荷しちゃって今後のバージョンアップで対応という雰囲気があるのかも。
前もこんなことあったなあ…っと思ったらiMovieが現在のGUIに変更されたときと全く一緒ですよね。
あのときも「GUIは評価できるけどあまりにも機能不足」という評価で酷評されていましたが、現在ではその後のバージョンアップにより、満足度は急上昇。
今文句言う人はいないでしょう。
アップルが大きなイノベーションを行うときには必ず強烈に非難されるものです。
実際、Mac App Storeのカスタマーレビューやアップルのディスカッションボードをはじめ、その他ネット上において、Final Cut Pro Xに触れたユーザーから「プロのツールとしてありえない!」、「FCPというよりiMovie Proというべきだ!」、「金返せ!」などなど…手厳しい意見があちらこちらに書き込まれています。
例えばADBコネクターやFireWire400をあっさり捨ててみたり、OS9やCarbonを葬ったり、Xserveをディスコンしたり…しかしながらその後、気づいたら文句を言う人はいなくなっている…これがアップルです。
アップルは意味のないことはやりません。
今後のバージョンアップや、機能を補完するためのプロダクツ、技術的な解説などが出てくるにしたがって「な〜るほど!」と思わせてくれるはず。
なにはともあれようやく姿をあらわしてFinal Cut Pro X、今後に期待しましょう。
なお、今までのFCP7はもう少し使わなければならないわけで、FCP7とFCPXの同居が必要ですが、同居させるにはいろいろと約束事があるようです。
raitank blogさんの「FCP-X と Final Cut Studio を共存させる “正しい方法” by Apple」というエントリーに詳しく書かれていますので参考にしてください。
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コメント
FCPX購入しましたー!
小さい仕事で実際に使ってみました。が…。
やっぱ即戦力とは言いがたいっすね。
毎度Appleの「ちゃぶ台戦法」にはびっくりさせられます。
でも、一番致命的なのは…。
保存場所をボリューム単位でしかできないのがキツい!フォルダーレベルまで選べないと仕事で使いづらい!!!
早くそういうところが解決してほしいですね(^o^)/。
投稿: しんばるしんた | 2011/06/27 10:38