アメリカで開催されている世界最大のゲームショウE3の開催を前にしてゲーム機メーカー各社のプレスブリーフィングが終了しました。
1番手を飾ったのはソニーのプレイステーション3。
IBM開発の最先端プロセッサCellを採用し、ギガビットイーサネットやHDD、そしてブルーレイディスクを標準搭載したモンスターマシンです。
もちろん1080i/1080pのHD出力。
さらにコントローラーは形こそ以前のものとほとんど同じものの、Bluetoothによるワイヤレスコントローラーで6軸センサーで傾きなどもコントロール可能となっています。
11月11日発売でHDD20GBモデルが62,790円なのだそうです。
ハード的な構成を見ると「これだけの構成でよくまあこんな価格で押さえたものだ」とは思いますが、現実的に6万円を超えるゲーム機って売れるんですかね?
しかし一部に「ブルーレイディスクプレーヤーとして考えると6万は安い」という声があるのも事実。
PS2は2000年の発売時に39,800円(税抜き)だったわけですが、3千円ほどのDVDキットを一緒に買ってDVDソフトを見ることができたためDVD普及に一役買っていましたが、はたしてPS3にBD普及の牽引役がつとまるかどうかが楽しみです。
engadet記事「ソニーPlaystation 3 イベント#1」、「Playstation3イベント#2」、「Playstation3イベント#3」
ただコントローラーの振動機能裁判が続いているため、デュアルショックは採用されていないようで、PS2ソフトとの互換性が保たれるのかちょっと不安があります。
2番手はPS3と真っ向勝負の任天堂Wii(ウィー)。
発売時期は2006年第4四半期、価格は未定。
HDDなどの搭載はないものの、
・ファンの回らない静かな低電力スタンバイモードによるインターネット常時接続が可能(消費電力は豆電球1個程度)
・動作中でなくてもインターネットから、新アイテムや新コースなどのプッシュコンテンツや、友達からのメッセージを受信することが可能
・ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、メガドライブ(セガ)、PCエンジン(NEC・ハドソン)のゲームソフトをインターネット経由でダウンロード(有償)しプレイ可能
・コントローラーにはモーションセンサーやスピーカー搭載
といった仕様になっているようで本体の詳細やコントローラーの詳細が明らかになりつつあります。
engadet記事「任天堂E3プレスイベント速報」、「Wii Connect 24:スタンバイモードで常時ネット接続、ダウンロード」、「Wiiリモコンはスピーカー・マイク搭載、クラシックコントローラも公開」
3番手はすでにXBOX360を発売済みのマイクロソフト。
新作ソフトの紹介が多かったようですが、PS3のBDに対抗して外付けHD DVDドライブが発表されています。
またXBOX Liveを拡張してWindws VistaやWindws Mbileでも展開するという発表が行われたようです。
engadet記事「Xbox 360:HD DVDプレーヤ発表」、「マイクロソフト Live Anywhere:Vista・モバイルでもLiveサービス」
ソフト陣営も同じスクエアエニックスでもドラクエはWiiでFFはPS3でのリリースが予定されているなど対応はバラバラ・・・
家庭用HDディスクメディアのシェアー合戦も絡んでくるゲーム機戦争・・・さてどこが勝利するのでしょう?
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