バキュームレコードクリーナーSMART MATRIX
CDやダウンロードの世の中になってもやはりレコードを聴きたいという欲求は未だに消えることがありません。
ましてやCDでは発売されていない希少盤などになるとなおさらのこと。
ただ、そんなレコードの唯一の弱点はスクラッチノイズでしょう。
特に昔購入したレコードは、目に見えないほこりが溝の奥まで入り込んでいるため、いろいろなハンディータイプのレコードクリーナーを使ってみましたが、効果がいまいちでした。
そんな時、ふっと思い出したのがレコードクリーニングマシン。
私が子供の頃、Keith Monks社のバキューム式レコードクリーニングマシンというのが話題になっており、BBCのレコードはすべてこのマシンでクリーニングされているというのであこがれたものです。
さすがに今はなくなっているだろうと思ったら、なんと今でも作り続けているというのでビックリ。
Keith Monks社のサイトはこちら。
ただ日本ではPSEマークを取得していない関係上販売ができないのと、価格が50万円以上するというので、とてもじゃないですが手が出ません。
そんなおりちょっと縁があって見つけたのがドイツCLEARAUDIO社のバキュームレコードクリーナーSMART MATRIXでした。
実際に現物を見せていただいてかなり良さそうだったのと、高価ではあるものの、Keith Monks社ほどクレージーな価格では無かったのでELPにて注文。
注文したときはこんなデザインだったのですが、
1月に注文した注文後にモデルチェンジがあったということで、なかなか製品が出荷されず、さんざん待った結果、9ヶ月後の先週末にやっと到着。
実際に現物を見るとさすがモデルチェンジをしただけあり、旧マシンに比べると小型で洗練されたデザインとなっていました。
ということで、どのぐらいスクラッチノイズが軽減されるのか試してみました。
以下のムービーをご覧ください。
スクラッチノイズの比較はヘッドホンなどで行うことをおすすめします。
不満な点としては、アクリルカバーがチャチい上に前のモデルのように、ヒンジで開閉するのではなく、単純に乗せてあるだけとなってしまったこと。
さらにこのアクリルカバーはずれるのを防止するために、四隅に透明のボッチがついているのですが、単純に両面テープのようなものでつけてあるだけなので、ヘアライン加工の本体にちゃんと接着できず、すぐにずれてしまいます。(というかすでに1個行方不明です)
改善されるとは限らないので、こちらで何か別の素材で固定することを考えた方がよいかもしれません。
なんにせよ、念願のレコードクリーニングマシン、思っていた以上の効果を発揮してくれます。
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